解体工事には責任者などを含めて様々な資格が必要な作業を伴います。
今回はその中でも「建設機械施工技士」「解体工事施工技士」について紹介します。
建設機械施工技士
1級建設機械施工技士は各種建設機械を用いた施工における指導・監督的業務を行います。
1級建設機械施工技士の受験資格は以下の通りです。
- 大学の指定学科を卒業していて、3年以上の実務経験
- 大学の指定学科以外を卒業していて、4年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業していて、5年以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科以外を卒業していて、7年6ヶ月以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業していて、10年以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業していて、11年6ヶ月以上の実務経験
2級建築機械施工技士は第1種~第6種に分かれていて、それぞれの機械を用いた施工において、運転・施工の業務に携わり、各機種の運転技術者、又一般建設業の現場の主任技術者として施工管理を行います。
2級建築機械施工技士の受験資格は以下の通りです。
- 大学の指定学科を卒業し、受験しようとする種別に6ヶ月以上で、他の種別の経験を通算して1年以上の実務経験
- 大学の指定学科以外を卒業し、受験しようとする種別に9ヶ月以上で、他の種別の経験を通算して1年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業し、受験しようとする種別に1年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業し、受験しようとする種別の経験が1年以上1年6ヶ月未満で、他の種別の経験を通算して2年以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科以外を卒業し、受験しようとする種別に2年以上の実務経験
解体工事施工技士
解体工事施工技士は国土交通省管轄の国家資格で、500万円以下の解体工事を行う際の解体事業の登録、施工に必要な技術管理者になることが出来ます。
受験資格は以下の通りです。
- 大学の指定学科を卒業し、1年6ヶ月以上の実務経験
- 大学の指定学科以外を卒業し、2年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科を卒業し、2年6ヶ月以上の実務経験
- 短期大学、高等専門学校の指定学科以外を卒業し、3年6ヶ月以上の実務経験
- 高等学校の指定学科を卒業し、3年6ヶ月以上の実務経験
- 高等学校の指定学科以外を卒業し、5年6ヶ月の実務経験
- 上記以外で、8年以上の実務経験
まとめ
資格が必要であるのにも関わらず無資格で解体工事を行ってしまうと、違反行為となってしまうので、資格についてはしっかりと知識を蓄えておきましょう。